今日は、福岡県の八女市と熊本県の山鹿市に跨る国見山に登頂。行きは国道3号線を愛車のPCX150で快走し、福岡県と熊本県の県境に近づくにつれ雨が降り始めた。カッパを携帯してなかったので、国見山登山口に到着する頃にはカーキ色のミリタリージャケットはびしょびしょになった。国見山登山口まで3.5kmの表示がある入口からの道は小枝が落ちていたり、段差があってでこぼこしていて、PCX150ではソロソロ運転になった。おまけに霧も出ていて、視界が悪かった。それでも、何とか国見山登山口の駐車場(路肩が広くなっただけの感じの道の脇のスペース)まで辿り着けた。
登山を開始したのは9時56分だった。雨が降り、白い霧が視界を遮っている。水の流れてない枯れ川に沿って続く登山道を登っていく。それほど急な登りもなく、水場を渡っていく箇所もない。途中で、眼鏡を掛けた登山者のおじさんとすれ違う。お互い「こんにちは」と言い合う。濡れた落ち葉を踏み締め、どんどん高度を上げていく。大分高度を上げると、雨もポツポツ降りになる。山頂まで5分という表示を見て、ちょっと行くと、ロープの下がった急な垂直に近いかと思われる岩の登り道が現れた。岩が濡れていて、登るのに恐怖を感じる。それでも、気合を入れて、ロープを手繰り寄せて登っていく。汗を掻いて、岩の壁を登り切ると、頂上はすぐそこだった。頂上は小さなスペースで、雲のため視界は360度利かなかった。登る途中、半袖になっていたので、頂上ではすぐに熱が冷めていった。寒くならないうちに、下山を開始した。頂上近くの急な登攀路は下りの方が楽に感じられた。時々、陽が射しこむ登山道をトコトコと下り(途中、登りの登山者のおじさん⦅緑色のポロシャツを着ている⦆とすれ違った)、駐車場のある登山口に到着したのは12時20分頃だった。この山は頂上近くの急な登攀路が、ひとつの山場と言えるだろう。
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