ダイワ西駐車場警備だった。西部運動公園を外環状道路方面に進んだところにある福岡市西区橋本は、缶の処理場兼積み込み場や足場屋や重機のリース会社が肩を寄せ合うあっけらかんとした場所である。その一角に我が社(株式会社ダイワはうちの警備会社の親会社)の株式会社ダイワ西営業所が位置する。ダイワ西営業所の正門の両脇に6時半から相棒の倉光さんと警備業務を開始した。倉光さんはゴールデンウィークは伯母の法事のほかは、家でずーっとぼけーとしていたそうである。倉光さんは88歳のお母さんとよく漫才事をやるという。倉光さんがボケ役だとか。
続々と出勤してくるSEさんらに私たちは「おはようございます」と挨拶をする。不機嫌そうに挨拶をする人もいる。SEさんらは出発の準備を整えるとトラックで出動していく。倉光さんがそれらを誘導していく。倉光さんが「夏は暑くなりますねえ」と言った。「夏と冬どっちがいいですかあ」と訊くと、倉光さんは困った顔をした。8時近くになるとくれてやった缶コーヒーを倉光さんは美味そうに飲んだのよ。そのあと休憩をとり、アイコス1本と缶コーヒーで休憩をとった。いつものごとく、9時に私たちは定時を迎えた。
10時から近場にある油山≪油山は、福岡市城南区、早良区、南区にまたがる、標高597メートルの山である。≫に登った。中程度の勾配の油山を結構速いペースで登っていく。2人の下山者とすれ違う。頂上近くで2人のおばさん連れを抜く。頂上に到着して、ベンチに座る。北の方角には、右手に志賀島、中央に能古島、左手に玄海島、大机島、小机島が見えた。煙ったような海を眺めたあと、速いペースで下山していった。到着時刻は12時15分だった。
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