今日は、大分県竹田市にある長湯温泉に行ってきた。朝の3時に福岡市南区の自宅を出た。走っている最中、あまりにも手の指先が冷たいので、春日市昇町のセブンイレブンで、touch screen glovesを購入した。主役の手袋と相俟って、ちょっと暖かくなった。次に二日市中央4丁目のミニストップで、カップヌードルとばくだんおむすびの朝食タイムとした。外は極度に寒く、この朝食のおかげで少し身体が温まった。朝の暗い386号線を、原鶴温泉の方へと快走した。しかし、touch screen glovesを装着しても、寒さで手の指先は麻痺した。なので、所々でコンビニに立ち寄って、手の指先を温めた。おまけに、足も寒さで相当ガクガクきていた。手の指先の麻痺にたまらず、原鶴温泉のそばのローソンで、ホッカイロを購入した。しかし、窮屈すぎて、手袋と手の間にうまく収まらなかった。なので、ホッカイロは放置しておくことにした。およそ76円がもったいない。日田市十二町のローソンまでガタガタ震えながら走った。ローソンでお決まりのタバコを吸った。うまかった。210号線に入ると、脇の道に霜のような雪のような白い物が見えた。間違いなく凍ってる。そこで、私は徐行運転をし始めた。単車のためスリップを懸念してのことだ。天ヶ瀬近くの温度計は-5℃を表示していた。路面が凍っていても、おかしくない。私は徐行運転を続けながら、追い上げる自動車に道を譲った。天ヶ瀬を過ぎたところの温度計はさらに-7℃を表示していた。時々、立ち止まって見上げる星空がきれいだった。空気が澄んでいる。しんと澄んでいる。玖珠町に近づくにつれ、雪が舞い降り始めた。時節遅れのホワイトクリスマスといったところか。玖珠町のファミマで、身体を温めようと、缶のコーンポタージュを購入した。少し身体が温まった。手の指先の冷たさがたまらず、豊後中村のローソンに立ち寄った。空がほのかに明るくなり始めていた。まさに、寒さに震えながら、湯布院の道の駅まで頑張って走った。湯布院に到着するまでは、すっかり空は明けきっていた。湯布院の道の駅で、お決まりのタバコを吸った。ただ、寒かった。長湯温泉までの分岐点である大瀧のローソンまで、走り継いだ。腕に巻いてあるデジタルウォッチは7:50を表示していた。長湯温泉へと続く県道30号線へ入った。すれ違う車はほとんどなく、快適な道のりだった。やっと、長湯温泉に到着した。時刻は8:20だった。大分県の内部、久住山系の麓の直入町にある「長湯温泉」は、世界屈指の炭酸湧出地として知られる。温泉街の中心を流れる芹川の川原にある混浴露天風呂「ガニ湯」や、ドイツ風の建築が特徴的な「御前湯」、そして炭酸の気泡がはっきり見える湯で有名な「ラムネ温泉」など、長湯には実にバラエティ豊かな風呂がそろっている。私はこの中の「御前湯」に入湯した。ぬるめの湯加減が心地よい露天風呂に2時間ほど浸かった。麻痺していた寒さはとれ、ほんのり身体は温かくなった。その後、身体を洗い、熱めの内湯に20分ほど浸かった。おかげで、身体はポカポカした。風呂から上がると、「御前湯」のそばのラーメン屋で、豚骨ラーメンを食べた。薄目の豚骨スープだったが、十分身体は温まった。ラーメン屋を出ると、「ぐるっとくじゅう周遊道路」を走り、冬季閉鎖中の「くじゅう花公園」の駐車場から、くじゅう連山を眺めた。くじゅうの山々は高く、うっすらと雪化粧をしていた。空の青と雲の影の黒の対称が美しかった。くじゅう周辺の温度計は0℃を表示していた。厳しい寒さのくじゅうを下りると、次に天ヶ瀬にある高塚地蔵尊に向かった。地蔵尊に到着したのは、16時半頃だった。高塚地蔵尊は、どんな願い事も叶えてくれると評判で、県内外から年間200万人の参拝客が訪れる。高塚愛宕地蔵尊は、奈良時代の高僧「行基」によって開かれたといわれており、開基から1050年、神仏混淆の形式をそのまま残している珍しい地蔵尊である。私はこの「高塚愛宕地蔵尊」で、ささやかな願い事をした。でも、成就してほしい。私はお地蔵様に熱い視線を送った。お地蔵様は優しく微笑んでおられた。
高塚地蔵尊でも雪が舞い降りていた。
福岡市南区の自宅までの道のりは相変わらず寒かった。日田市で見た温度計は3℃を表示していた。自宅に帰り着いたのは、18時20分だった。
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